2005-06-01(水) 13:34:58
2月1日から日本の木工修行が始まりました。
彼の名は MIkko Merz (ミッコ・メルツ)。
Kari Virtanen のスタッフです。
と同時に、彼の父は Rudi Merz フィンランドの家具デザイナーです。
Kari氏の会社でも、RUDIデザインの椅子も生産しています。
2005-06-02(木) 19:23:21
Mikko Merz なかなか感覚の良い若者です。
鉋、鑿の研ぎ、裏出し、裏金の合わせ、台の仕立て、一通り 教えて、いたの削りも 毎日 仕込みました。
この間、彼は 仲間と 韓国・ソウルのギャラリイで
フィンランドのクラフト展を開催していて、一週間ほど工房を抜けて 行って来ましたっけ。
スタッキングできる シンプルなデザインのスツールを出品。
2005-06-03(金) 19:14:47
1月末に 岩泉に来て 4月中旬に 終了しました。
みんなで囲んで記念写真。
彼は、この後、東京での工房展の搬入を手伝い、念願の京都・天王寺へと出発しました。 忍者屋敷を見学するためです。
工房からのお土産には 中古の鑿3丁(KARIとRUDI、そして自分の分) そして、忍者の地下足袋を持たせました。
25歳の誕生日を岩泉で迎え、帰国しました。
2005-06-06(月) 19:11:03
Mikkoが帰国して、間もなく 岩泉の工房から一人の若者が
ヘルシンキへと旅立ちました。
4月下旬から6月まで、交換留学です。
フィンランドは、日本にとって“最も近いヨーロッパ”です。
空港を飛び立って、日本海を稚内沖まで北上し、シベリア上空を飛んで、ちょうど8時間でヘルシンキ空港に着きます。
2005-06-06(月) 19:13:54
さて、ここは空港ならぬ ヘルシンキ港です。
早朝に 散歩しました。
十月下旬でしたから、かなり寒さを感じました。
1998年に遡っています。
2005-06-07(火) 18:53:56
毎朝 朝市が開かれています。
野菜とか、果物とか、雑貨品等。
その中で、日本のカブのような、イモのような野菜がありました。
フィンランド滞在中に それらしき物は 食事には出てこなかったと思います。
あれは、何だったのでしょう。
2005-06-08(水) 17:26:51
港を見下ろす高台には 教会がありました。
フィンランドでは 日曜日には 家族で教会に行くのかい?
Mikko に聞いたら、“ん! めったに行かないよ” ということでした。
この時期になると 車のライトは 終日点灯したまま走っています。
2005-06-09(木) 18:55:39
ソーコス・ホテル・ヘルシンキ ここに宿泊しました。
食事は、バイキングスタイル。好きなものを 好きなだけ テーブルに持ってきて食べられる。
駅からも近く、フロントスタッフも 気取ってなくて、親しめる。
宿泊客の視線も 日本に居るのと変わりないくらい。
この国では、何処に行っても、気にならず、くつろげる感じがする。
2005-06-10(金) 19:06:50
ヘルシンキ市内のデパート。
古い建築様式を、しっかり守っている。
左側は、最近増築した部分だが、右側の古い部分と基本的なコンセプトは変わらないように 配慮されている。
2005-06-12(日) 10:25:56
繁華街、道路を隔てる 中央分離帯は ゆったり取っている。
小公園みたいに くつろぐことができる。
10月下旬。
2005-06-13(月) 17:27:49
道路分離帯の小公園を歩く。
お宮 みたいな小さな建物がある。
これが KIOSK。 日本の駅で、しょっちゅう世話になる キオスクなのだ。
フィンランドが キオスクの発祥の地とは知らなんだ。
これがオリジナルの KIOSK。
2005-06-16(木) 13:09:06
さあ、これはトイレの 小便器。
さすが と言うか、思い切ったデザイン。
ただ、我々日本人には ちょっと苦手に思いました。
隣人との間に わずかの仕切りも無いのだから。
2005-06-17(金) 18:52:56
看板に TOKYO-KAN と書いてある 東京館。
米、味噌、醤油、インスタントラーメン、その他 日本の日用品を販売している。
2005-06-18(土) 14:30:47
SIMO HEIKKILA シモ・ヘイッキラ氏による指導。
フィンランドを代表するデザイナー による指導は
今回が 2回目です。
私の住所は 岩手県下閉伊郡(シモ・ヘイグン)であることから 彼の歓迎パーテイー 乾杯のスピーチで、“我々にとって手ごわい指導者”“下閉伊キラー”がやって来た と言って大受けした。
盛岡に5泊して毎晩お付き合いすることになった。
2005-06-23(木) 18:51:01
彼は建築家でもあり、デザイナーでもある。
空間、照明、インテリア、総合プロダクトデザイナーだ。
私のHBチェアのフォルムについて、チェックしてくれている。
2005-06-29(水) 18:49:54
30年近く作り続けている 角Dチェアは、合格だった。
ところで、SIMO HEIKKILA 、フィンランド デザイナーで検索してみたら、いろいろ出てきましたね。
日本フィンランドデザイン協議会設立の話とか、旅をしていて、偶然 彼に会って、作品集をもらった とか。
彼がデザインしたシャンデリアとか、得意のチェアなど。
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