スタッキングできる椅子を試作している状況。 限られた時間の中で、あくせくしたが、 最後に渡された シモ先生の作品集を見て、唖然とした。 すばらしい“スタッカブル チェア”が載っている。 これを見たら とてもとても やる気がしなくなった。 とても 比較対照になどならないものだ。 “すばらしい” の一語。 シモ先生が講習会で質問に答えていた。
「先生は、いろいろな個展やエキシビションをみますか?」という質問に「あまり他人の物を見ると そのイメージが印象に残り、あるいは、もう、できてしまっているか のように思ってしまう。 見ないで、じっくりと自分の中で熟成させていけば、(見たものと全く違う)いい物ができるからだ」という答え。 いいものを先に見てしまうと やる気がなくなる という教え。 そうか そういうこともあるんだ。
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