2006-07-02(日) 13:08:54
 平栗窯 陶展 関口憲孝・好美さんの作品展。
盛岡市 材木町の 純木家具ショウルーム ギャラリー。

2006-07-02(日) 13:12:41
 関口さんの作品は 上薬を使わない 焼締で、
燃料の赤松の灰が作品に付着し、焼きあがると上薬をかけたようなつやが生まれる。
素朴なぬくもりや重厚感が魅力だ。

2006-07-02(日) 13:15:59
 窯は 自宅から車で約十分の山林にある。
以前から親交のあった 藤沢町の陶芸家 本間伸一さんから使用していない窯を譲り受け、解体したものを半年かけて
現在の場所に作り直した。

2006-07-02(日) 13:18:29
 今回使用した粘土は 福井産が7割で、岩泉産が3割。
徐々に岩手の粘土を多く使った作品も作りたいという。

2006-07-02(日) 13:22:26
 憲孝さんは 「派手さはないが、実際に使われることで生き作品。
花などが生けられた状態をイメージしてみて欲しい」と語る。

2006-07-02(日) 13:25:32
 平栗窯 陶展
盛岡市 材木町の 純木家具盛岡ショウルームで開催。
販売もしている。
午前10時から午後7時まで。 木曜日定休。
会期:7月2日まで。

2006-07-03(月) 17:45:16
 2003年11月に伐採し、2004年5月に、この窓で紹介した柏の大樹を製材したことを採り上げてませんでした。
中心部が腐れて空洞になっていた あの柏です。
長さを3分割しました。
その一箇所目、チェンソーで玉切りします。

2006-07-03(月) 17:46:04
 同様に 二箇所目の玉切りです。

2006-07-03(月) 17:50:01
 このように 元木口に腐れた空洞があります。
長いままだと ゆるく らせん状にねじれが見られるので、効果的な利用ができません。
製材すると いたるところに割れが入ってきて ばらばらになってしまうのです。

2006-07-04(火) 17:33:16
 長尺の柏丸太が3本の短尺丸太になりました。

2006-07-04(火) 17:34:12
 これは元玉 中心部が腐れています。

2006-07-04(火) 17:36:09
 これが 三番玉。
ここまで来ると、腐れは あまり派手には見えてません。

2006-07-04(火) 17:39:32
 できるだけ 表面の皮の巻いている流れに逆らわないように
皮の流れの方向に沿って二つに割ります。

2006-07-06(木) 08:23:03
 二つ割を 更に 半分に割って 四つ割にします。

2006-07-06(木) 08:24:09
 四つ割を また、目に沿って ミカン割にします。

2006-07-06(木) 08:31:44
 このようにしてから製材すると このような木目が現れます。
虎の毛皮の文様に見えませんか?
このような木目を 虎斑(とらふ)と呼び、珍重がられるのです。
また、丸太の中心から放射方向に割れている欠点を最大限に除けて利用する技術なのです。
この柏の大樹から採れた虎斑(とらふ)の板で、限定数のキャビネットを製作し、頒布会開催を計画しています。請うご期待!

2006-07-07(金) 10:15:25
 柏の大樹の 地上10mの位置にあった球状の塊。
これを 製材しました。
大きすぎて 製材機の帯鋸を通過できないので、
チェンソーで 大きな塊を 切り分けました。

2006-07-10(月) 08:33:45
 柏の球状の塊の切り分け続行。

2006-07-10(月) 08:36:08
 午前中は、この作業で終わってしまいました。
大きな塊の 切り分けは終了。

2006-07-11(火) 08:30:18
 午後から製材機にかけました。

2006-07-11(火) 08:31:15
 次々に 断面形状が 変わります。

2006-07-11(火) 08:33:52
 数枚の 輪切り状の板。
しかし、これらは 輪切りではなく、コブを天地方向に切ったもの。
つまり、通常の板を採るのと 同じ方向に製材したものです。

2006-07-11(火) 08:35:42
 最後に 反転して、一枚を採りました。
これらの板が乾燥したら、ティーテーブルを作ろうかと思っています。

2006-07-12(水) 18:46:16
 7月になると 栗の花が咲き誇っています。
工房の窓から覗くと、栗の白い花が満開です。
工房の裏手に川が流れていて、工房側に栗の樹が、向こう側に繁っているのは オニグルミの樹です。
栗の花が咲く頃になると、栗の製材の好機です。
栗の丸太の樹皮や白太に内部から渋が集まってきて、製材してのぞいてやると、狂いの少ない、すっきりと良い材になります。

2006-07-13(木) 13:32:11
 5年前に 栗の丸太を160本ほど買い入れて、寝かせておきました。
樹皮が剥けないように、4mの丸太を大事に扱って、そっとつんでおきました。

2006-07-13(木) 13:36:11
 暑い夏には 強い日差しから木を守るため 樹皮が必要です。
寒さの冬には 積雪があり、春には たっぷりと樹皮を湿らせてくれます。
この繰り返しで、栗の強い渋(タンニン精分)が中心部から周辺部へと徐々に移動して行きます。

2006-07-13(木) 13:46:54
 これは、更に前から寝かせておいた栗材。
すでに、樹皮の下の白太部分は 十分に腐れてしまっています。
白太を腐らせることは、栗のタンニン精分を除去する目的のほかに、木材の狂いを少なくする目的があります。
白太は栄養分をたっぷりと含んでいて、虫やカビが付きやすい。
含水率も高く、製材する際、帯鋸を通った途端に白太が強く引っ張って、木材が曲がってしまうのです。

2006-07-14(金) 08:26:16
 栗の長尺丸太搬入。
長さが6mあり、木造住宅の1階から2階まで通しで使えるものです。

2006-07-14(金) 08:28:16
 製材の台車に 丸太を固定します。

2006-07-14(金) 08:29:11
 最初に 板を採りながら 面を探ります。

2006-07-14(金) 08:33:32
 片面ができたら、丸太を反転して反対側を 同じように板を採りながら 製材します。
両側に面がついたら 横に倒して 直角方向に製材します。

2006-07-14(金) 08:35:03
 このように 柱の顔が現れました。

2006-07-14(金) 08:36:28
 2階までの 通し柱です。
この後 背割りを入れて、数年間 乾燥します。

2006-07-15(土) 10:17:50
 栗の4m丸太の山を崩して、掘り出した状態。

2006-07-15(土) 10:19:37
 栗材搬入。
山の状態では、しっかりと付いていた樹皮がかなり剥げ欠けています。

2006-07-15(土) 10:23:17
 栗丸太の木口をアップしてみました。
樹皮は 剥がれ落ち、円形の木口の周囲が黒く見えますが、これが 白太部分で 腐れて軟らかくなっています。
ここまで置けば、狂い難い 栗材が採れるのです。

2006-07-17(月) 11:03:00
 この栗は きれいにカーブしているので、太鼓梁にします。
この写真の上下を逆にした状態で使用します。
上にカーブで張っているので、屋根や小屋組の重量が掛かっても
めげないので、これよりずっと大きな長方形断面のまっすぐな
梁より はるかに強度があります。
小さな木で 大きな木の役割りをするのです。

2006-07-17(月) 11:04:49
 梁や柱角を製材する際に できた板です。
白太部分は 腐って 取れてしまうのが わかるでしょう。

2006-07-18(火) 08:23:41
 栗の木の大黒柱の製材を順を追って説明しましょう。
最初の製材面は、柱の左右側面になります。
適度に面がついたら、丸太を反転して、反対側に面をつけます。
3番目に柱の正面に当たる面を現します。
最後に背面に当たる面を現します。
ただし、場合によっては、正面と背面が逆になることもあります。

2006-07-19(水) 18:28:06
 変形の太鼓梁に なるかと思いましたが、節が多い。

2006-07-19(水) 18:43:50
 丸太のときに 多数の節は現れていたので覚悟はしていました。
節が多く、曲がりが強い それでも幾分使える用途 ということで、短くても使える 椅子の角足用に45ミリに製材。
しかし、その板をこうして見ると、葉節だらけの樹だったんですね。
因みに 葉節(はぶし)というのは、樹の幹から枝ではなく 葉が直接 生えている状態です。
この 葉節 が、よく見られる樹種は 栗、ニレなどです。

2006-07-20(木) 08:12:05
 栗の大黒柱に背割りを入れる作業。

2006-07-20(木) 08:16:18
 大黒柱を製材し終えたら、早急に背割りを入れます。
柱角には4面あるわけですが、柱が使われるときに
どの面が正面で、どの面が裏側に来るか、見極めて
裏側にチェンソーで切り込み、わざわざ割れ目を入れておきます。
こうすることで、他の大事な3面が割れるのを防いでいます。

2006-07-21(金) 18:29:45
 さて、いよいよ明日は 『田沢湖祭り』
『双龍の出逢い』に、80名ほどの大人が必要で、我が社の HP でも、毎年出演者を募集しています。
今年は、岩泉町から35名、応援に駆けつけます。
バス1台、自家用車8台です。
岩泉出発は、午後1時、清水川クリーニング前。

2006-07-21(金) 18:34:00
 2頭の龍が 田沢湖の浜辺で 出逢います。
ものすごい迫力ですよ!
出演者は、そろいの 短パン、半纏を着るため、午後6時半、春山会館集合。

2006-07-24(月) 16:27:11
 2年前に 背割りして寝かせておいた 栗の大黒柱を見ましょうか。 2年前の分は、このブルーシートの中にあります。

2006-07-24(月) 16:30:54
 これは、背割り効果あり ですね。
背割りを入れたところ以外に 目だった割れが入ってません。
今年は、これを修正挽きして、正角に仕上げます。

2006-07-24(月) 16:33:14
 こちらがわは、木口を見て 背割りの効果無し! と思い、木端面を見たら、木口から40センチほどで止まっていた。
これなら、使用可能だ。
背割り効果は 有った ということ。

2006-07-25(火) 09:23:28
『栗の大黒柱販売のお知らせ』
 栗の大黒柱製作工程を紹介してきました。
数年前に 完成した 栗の大黒柱を 写真入で販売することになりました。
近日中に 弊社 URL:http://www.junbokukagu.co.jp/ijk_itahanbai.html 「一枚板販売」のコーナーに掲載します。
中には「上がり框」もあります。
どうぞ、ご利用ください。

2006-07-25(火) 09:46:09
 『桜材大黒柱販売のお知らせ』
 写真の添え書きに “シュリ”と書いてあるのは、シウリザクラのことです。
シーボルトが日本の植物を調査に来日したとき、助手として付き添ったシウリ(またはシオリ)というロシア出身の人が発見した桜です。
木材業界で、サクラと言う場合、多くは 樺(カンバ)のことを指すことが多いのですが、本来、桜材とは、山桜とシウリザクラを指すのです。山桜とシウリは、製材した当初は山桜が肌色が明るくて解りますが、年を経るに連れ差が解らなくなります。
木材業界では、この山桜とシウリザクラを一緒にして“桜材”あるいは“本桜”と呼びます。
近日中に 弊社URL:http://www.junbokukagu.co.jp/ijk_itahanbai.html 「一枚板販売」コーナーに掲載します。
どうぞ、ご利用ください。

2006-07-28(金) 18:11:13
 田沢湖祭り 龍神祭に行ってきました。
岩泉からの応援部隊も、担ぎ手20名、その応援団も18名、
合計38名となりました。
この集合写真のあとでも 遅れてやってきたメンバーもあり、なんとか 祭りができました。

2006-07-28(金) 18:12:34
 まだ明るい内に、着替えを終えたメンバーが、
背の高い順序にならびます。

2006-07-28(金) 18:21:25
 どうも 人数が足りないようです。
40数名しか いないようだ。
この時点で、2頭の竜の胴の長さを 詰める ということが決定された。
胴が短いと迫力に欠けるので、残念だが、地元の高校生や中学生を頼めなくなったのが 主な原因だという。
昨年までは、参加していたのだが、ますます学校が閉鎖的になってきていると実感する。
地域社会の行事に参加する事は、生徒たちの人生に とても良い経験をもたらすし、ふるさとの思い出にもなるのだが、“何か事故でも起きたら責任を問われる”という不安を持つ教師というより、学校長、ひいては教育委員会の姿勢が問題だ。

2006-07-29(土) 09:27:57
 田沢湖若者会の元会長 草なぎ君。
なにやら メンバーと話しています。

2006-07-29(土) 09:29:39
 田沢湖若者会の現会長 高橋君。
人数が少ないため、少し不満げ? それとも会長職で緊張してるか。

2006-07-29(土) 09:31:02
 元会長と話してる 直前会長の田口君。
みんな、出番を待っている。

2006-07-31(月) 08:58:26
 待機する岩泉隊 鉢巻を締めなおしている Yさん。 

2006-07-31(月) 08:59:41
 待機する岩泉隊 改めてこうして見ると 面白い。

2006-07-31(月) 09:00:42
 待機する岩泉隊 空からユーホーでも降ってきたか?

2006-07-31(月) 09:01:39
 待機する岩泉隊の面々。