2007-01-05(金) 18:16:01
 明けましておめでとうございます。
いよいよ、新年の仕事初めとなりました。
昨年、やろうと思っても できなかったこと。
その一つは、この窓で約束をしておきながら、まだできてない大黒柱、上がり框、太鼓梁など、マイホーム計画に一本組み入れたい 日本の広葉樹で、十年も掛けて丹精こめた品ばかり70本ほど。
時間がとれずに 越年してしまいました。
価格評価が、まだできてません。
価格を算定して、大黒柱販売コーナーに並べる事が出来たら、また、お知らせします。
今回は、その一端を紹介しておきます。

これは、ミズメザクラの大黒柱 No-1016 です。

2007-01-05(金) 18:17:21
 同じく、ミズメザクラの大黒柱 No-1020 です。

2007-01-05(金) 18:18:55
 ヤマザクラの No-41 腐れた部分を除去して、上がり框にいいと思う。

2007-01-05(金) 18:19:53
 シウリザクラ No-48 大黒柱。

2007-01-05(金) 18:21:02
 栃 No-673 これは、太鼓梁 かな。

2007-01-06(土) 13:44:36
 『2006純木家具 冬の工房展』

 昨年12月12日〜17日 開催された展示会の紹介です。
会場のエントランス。

2007-01-06(土) 13:46:05
 『2006冬の工房展』

 会場内に 弊社のコンセプト掲示。

2007-01-08(月) 18:25:43
 『2006冬の工房展』
 会場に入って、まず目に入るのは フリーテーブルの天板が立っている“天板スタンド” 色々な樹種、サイズがあります。
塗装も、摺り漆からオイルフィニッシュまで多彩です。

2007-01-09(火) 09:50:04
 『2006冬の工房展』
天板スタンドに立っている厚い板は、フリーテーブルです。
弊社で30年前から試作・開発を進めてきた優れもので、最近、他社で真似をしているところも見られますが、
一枚の天板と一組の脚部で“高低両用、表裏両用”できます。
左側は座卓、右側は食卓。 ですから、天板再生も可能なのです。

2007-01-09(火) 09:56:06
 『2006冬の工房展』

 詳しくは、“T 型フリーテーブル”と呼んでいます。
片側にナチュラルベンチ、片側には椅子を使用されるご家庭が多いです。
小さな子供でも、大きな大人でも、椅子だと1脚占めてしまう。
ベンチは融通が利き、定員無しですね。

2007-01-10(水) 13:29:13
 『龍泉洞みずまつり』
 1月13日は、第20回みずまつり。
子供達は ダンゴつくりをしています。

2007-01-10(水) 13:30:28
 『龍泉洞みずまつり』

 大人も ダンゴつくり。

2007-01-10(水) 13:32:10
 『龍泉洞みずまつり』

 龍泉洞入り口付近では 氷の氷殿作り作業中。

2007-01-10(水) 13:34:22
 『龍泉洞みずまつり』

 神聖な水が流れる川の上にかかる橋に、ミズキダンゴが飾られます。

2007-01-10(水) 13:36:20
 『龍泉洞みずまつり』

 龍泉洞入り口の氷殿は、形ができてきました。

2007-01-10(水) 13:41:31
 『龍泉洞みずまつり』予告

 御水を運ぶ若者は、水払いをして 身を清めます。
今年は、13日(土) 記念すべき第20回です。
いつもは搬送隊は2隊ですが、ことしは9隊出場。

2007-01-10(水) 13:43:07
 『龍泉洞みずまつり』予告

 岩泉中学校の龍舞行列。

2007-01-10(水) 13:56:54
 『龍泉洞みずまつり』

 秋田県の田沢湖から 辰子龍が 飛んでくる。
大きな辰子龍と 岩泉の龍が 双龍の出逢いを演じます。
請う、ご期待。
詳しいプログラムは、URL http://www.junbokukagu.co.jp/ より、
地域活動をご覧下さい。
なお、水払い体験ツアーは、九州から北海道まで25名エントリー。締め切りました。
龍泉洞橋の下で水払いを行います。このうち、女性の参加者8名。
女性は、いつも元気です。

2007-01-11(木) 08:38:49
 『2006冬の工房展』
壁面に大きな一枚板天板が立っている。
これも フリーテーブルだ。
国有林から切り出されたもの。
しかし、国有林の広葉樹は今から15年ほど前に伐採し尽くされて、このような大樹は日本の山には存在しない。
そう、これらは全て15年以上前に入手し、製材して保管していたものばかりだ。

2007-01-11(木) 08:45:38
 『2006冬の工房展』

 これは タモの一枚板。
北海道 旭連峰の産だ。
製材してから 20年以上経っている。
長さ:215cm 幅は:74〜102cm 厚さ:6.5cmある。
塗装は:摺り漆仕上。

2007-01-12(金) 15:15:58
 『第20回龍泉洞みずまつり』
 今日12日は “水木ロード”作りと“水木行列”のため、
ミズキダンゴを作りました。
朝から公民館に集まった子供達、大人も、懸命にダンゴ作りです。

2007-01-12(金) 15:19:43
 『第20回龍泉洞みずまつり』

 白、赤、緑、黄色、四色の粉を、手で丸めた団子を ゆであげ、
ミズキの小枝に差していきます。
ここは、公民館の階段。 交流会の会場になります。

2007-01-12(金) 15:27:52
 『第20回龍泉洞みずまつり』

ここは、龍泉洞。 今年はすごいですよ!
この滝の下で “水払い体験”をするのですが、昨年まで19回、一度も 滝が 実現した年が無かった。
昨年暮れに 冬の台風が通過し、大量の雨をもたらしたため、龍泉洞の 水深90メートルの地底湖から水があふれ出て、滝になって湧き出ているのです。
今年の体験ツアーに応募した方々は幸運です。
数十年に一度 という“水払い体験”ができるのですから。
新年早々“気持ちいい”でしょうね。

2007-01-14(日) 11:42:49
 『水払い体験ツアー』

 “第20回龍泉洞みずまつり”の一環として開催される
“水払い体験ツアー” 盛会裏に行われた報告です。
詳しくは、編集作業を終えてから、後日 掲載します。
ここには、応募して出場された一同の記念写真を掲載します。

2007-01-15(月) 08:44:53
 『2006冬の工房展』

 楡(ニレ)の一枚板天板。岩手県産。
十数年前に製材して 天乾、蒸気乾燥後 ずっと倉庫で保管していたもの。
長さ:203cm 幅:85〜94cm 厚さ:6.6cm 摺り漆仕上げ。
左上の方に 枝が枯れて抜け落ち、小さな空洞になった部分が、何とも風情があって、これを手に入れたら“我が家のテーブル”という感慨に浸ることができよう。
これは、フツウのニレと違い 非常に硬く、重い。
なんでこんなに重いのか、厳しい岩手の大自然の中で、一年、一年、この楡が生きてきた数百年という環境データの集積の重みなんだろう。

2007-01-16(火) 09:29:49
 『2006冬の工房展』

 楡(ニレ)の入り皮(小さな空洞)部分アップ。

2007-01-17(水) 16:53:53
 『2006冬の工房展』

 栃の神代色の一枚板天板。岩手県産。
これも、かなり長期に寝かせていた板。
長さ:193cm 幅:71〜88 厚さ:6cm オイル仕上げ。
マンションなど、都会の生活で使用する場合に 人気がある色。

2007-01-18(木) 11:09:29
 『2006冬の工房展』

 これは、すばらしい 栓(セン)の一枚板天板.
長さ:218cm 幅:85〜97 厚さ:6cm 摺り漆仕上げ。
姿・形が美しい。
この大木が産出されたのは、1990年の冬。 平成の大合併が実行される以前のこと、岩泉町は本州一番の面積であり、森林面積も最大であった。この大木は本州で最低気温を記録する藪川という集落から北方6kmの上外川国有林から産出したもの。
長さが4.8メートルだったが、大きすぎて製材機を通らないため、やむなく長さの半ば付近からチェンソーで二つに切断、末半分から採れた一枚板だ。
この時の元半分を製材している際の写真が以下のサイトに紹介されている。製作スナップ(5ページ20枚の写真で構成)

   http://www.junbokukagu.co.jp/ の中の 「テーブルのふるさと」をご参照。

2007-01-21(日) 16:09:21
 『新春フェア-in Morioka』

 今冬の盛岡は まったく雪が降りません。
小岩井農場の“雪祭り”も、雪像が作れず、お手上げ状態なそうです。
ここ 材木町通りも このとおり。
例年だと 宮沢賢治先生のチェロも、半ば雪の中なんですが。

2007-01-21(日) 16:45:07
 『新春フェア-in Morioka』
 賢治先生の像も、少し不安げに見えませんか?
「雪の降る日は じゃない、雪が降らないと、今年の夏が思いやられる」と思っているでしょう。
暖冬で、害虫の生き残りが多数で、夏に大発生する恐れがあるからです。
でも、住んでいる人々にとっては 積雪が無いと 大変助かる事ではありますね。
さて、写真の賢治像の まっすぐ向こうの白い建物。ここは“光源社”です。
賢治先生が、盛岡高農(盛岡高等農林学校)学生時代に、“注文の多い料理店”の発行元になった、学生時代の友人 及川史郎さんのお店です。及川さんは、民芸運動の活動家で、昭和初期から 柳 宗悦 先生の 「民芸運動」に大いに共鳴・賛同した人物です。
現在でも、陶、染色、織り、木工等々、民芸・工芸品の店として、全国的に有名です。 

2007-01-21(日) 16:49:25
 『新春フェアin Morioka』

 材木町の駐車場入り口には、酒買い地蔵尊のレプリカ像が立っていて、全国高校サッカー選手権で優勝を果たした 盛岡商業をたたえるたすきをかけています。

2007-01-21(日) 16:52:06
 『新春フェア-in Morioka』

 昨年の冬は厳しく、クルスマスから降雪に悩ませられました。
毎日の除雪作業で大変でした。
今年は、雪が無く 本当に助かります。

2007-01-21(日) 16:54:25
 『新春フェア-in Morioka』

 前置きが長くなりましたが、そういうわけで、
新春フェア開催です。
お近くに出かける機会がありましたら、お立ちより下さい。

2007-01-22(月) 08:30:55
 『2006冬の工房展』

 栓(セン)材 柿渋-K オイルフィニッシュ。
栓は 材の色が白いので、どんな染色にも対応しやすい。

2007-01-22(月) 08:35:07
 『2006冬の工房展』

 同じく 栓(セン)材の一枚板くり抜き大額。
菊池 如水 画伯が龍泉洞渓流に来泉されて描かれたもの。
岩泉純木家具とのコラボレイション。

2007-01-24(水) 09:16:08
 『2006冬の工房展』
 
オープン飾り棚三段-W600 ¥120,000 栓(セン)材、摺り漆。

2007-01-24(水) 09:19:08
 『2006冬の工房展』

オープン飾り棚四段-W1200 ¥198,000 栓(セン)材、摺り漆。
ひな祭りの ひな段にも、場所を取らず、いいかも。

2007-01-25(木) 11:39:39
 『2006冬の工房展』

 今年は、オープンな飾り棚を、ひとつの課題としていました。
箱物ではない飾り棚。
本当は、棚だけしか見えない、ごくシンプルなものが理想ですが、岩泉純木家具らしい 自然木の風合いのある耳付きの支柱を2本だけ使っています。

2007-01-25(木) 11:49:28
 『2006冬の工房展』

 オープン飾り棚三段W1800 栓材、摺り漆 ¥218,000
棚の奥行きが40aあり、オーディオボードとしても使えます。
この飾り棚の前の方から上がっても、60kg程度なら、びくともしません。
支柱と棚がコネ付きの“相欠き両胴付き追い入れほぞ”で、しっかりと組んでいるからです。
また、狭い場所でも搬入できるように、ノックダウンできるようにも製作できます。

2007-01-29(月) 09:37:47
 『2006冬の工房展』

 オープン飾り棚四段W1535 (左隅用) 栓材、摺り漆 \248,000
室内の向かって左側の隅に置く飾り棚。
向こうの壁面には 支柱が1本しか無い。
左の壁面側に 1本 組み込んである。 

2007-01-29(月) 09:39:42
 『2006冬の工房展』

 反対側から見ると、こんな具合。

2007-01-30(火) 08:57:43
 『2006冬の工房展』

 オープン飾り棚二段W1200 栓材、摺り漆 \136,000
大型画面用 テレビ台 に 適しています。

2007-01-30(火) 09:00:19
 『2006冬の工房展』
 オープン飾り棚(オーデイオボード)
切り抜いて見ると 形がよくわかるでしょう。

2007-01-31(水) 08:57:38
 『2006冬の工房展』

 オープン飾り棚四段 両面仕様 W1800 栓材、摺り漆 \330,000
1室を、リビング・ダイニングに使用する場合の“間仕切り”風にすると、利用価値があります。
ノックダウン(組み立て・解体)できます。

2007-01-31(水) 09:01:13
 『2006冬の工房展』

 以上、昨年、テーマにしていた“オープン飾り棚”
12月の展示会で、6アイテム お披露目できました。
今年も、更に発展させていきます。