『古材再生』 今年7月初旬 珍しいものが持ち込まれました。 日本の歴史を思い起こしてください。江戸幕府が終わったのが1867年。当時 岩手県は 南部藩でした。盛岡の、現在は“盛岡城跡公園”と呼ばれているところに“不来方城”(こずかたじょう)がありました。幕末時、会津藩を始めとする東北地方の諸藩は「奥羽列藩同盟」を結成して幕府方に付きました。ご存知の通り薩長(薩摩藩、長州藩)を中心とする官軍が先手を打って“錦の御旗”を掲げたため、幕府方は、すべて賊軍となってしまいました。 明治新政府は廃藩置県を公布し、南部氏のお城も取り壊しとなったのです。城内の座敷の壁に作りつけられていた飾り棚が保存されていたのです。 この140年前に使用されていた古材でテーブルを作ることになりました。明日からこの『工房の窓から』でご紹介しましょう。
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