今年 第21回 龍泉洞みずまつりは、昨年20回までとは大きく方向を転換した年でした。 新自由経済主義、グローバライゼーションの影響で衰退に追い込まれている商店街の再生を、みずまつりと合わせて開催したものでした。 折りしも、岩泉と盛岡市を結ぶ国道455号線の早坂峠に3100mの早坂トンネルが開通した記念でもありました。 トンネルの開通は、車で通過する人々にとっては画期的な朗報であり、買い物に盛岡市まで出るにも利便性が向上し、喜びである反面、地元商店街にとっては購買力の流出につながるのであり、商店街の衰退に拍車をかける事態となるわけです。 それは ともかく、例年と変わったことが多く、また、かなりの冷え込みによりハプニングの多発に悩まされ、反省の弁 しきりでした。 冷え込みと生徒数の不足な岩中生の負担を少しでも軽減しようと龍泉洞出発時刻を10分ほど繰り上げた。その10分を考慮せずに栄え橋を渡ってしまい、御水搬送隊到着の時刻と間が空いてしまった事。間が空くと汗をかいた身体が冷えてしまい辛くなる。終点の水広場には屋台が並び、熱いオデン、焼きイカ、タコ焼き、熊汁等々、販売している。その隣にお休み処を借りてベンチを多数準備していて、そこに腰掛けて酒を飲みながら楽しんでもらう計画だったが、司会者の案内洩れで観客に伝わらず、不発に終わったこと。地酒“八重桜”の特性の酒粕で作った甘酒振る舞い処の存在も紹介洩れで、入り客が少なく、多くの観客は吹きっさらしの中、立ったままで辛い思いをさせてしまった。夕方7時からも“紅白餅撒き”も、御水納め式が終わったとたん引き始めた観客に呼びかけ、5時に繰り上げて撒いた。これも誤算だった。 いずれ、今年の色々な問題点を元に反省会を持ち、来年に向けてよりよいイベントを目指したいと思います。請うご期待!
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