2009-05-01(金) 17:58:16
 【春の東京展示会-誂える木の仕事展】

 しばらく、展示会の準備に追われ、終われば終わったで 見積もり作業に暮れておりました。
今日、午前中で見積もりを終えたので、窓を 再開です。

2009-05-01(金) 18:20:17
 【誂える木の仕事展】

 ショウウィンドウには、階段箪笥の右、左を陳列しました。

この写真は、接客コーナーです。
例年より コンパクトにしました。

2009-05-01(金) 18:23:09
 【誂える木の仕事展】

 接客コーナーを小さくした替りに、展示台を設置。
手許飾り棚、子供椅子、グリーンポケット、長手盆等を展示しました。

2009-05-01(金) 18:27:38
 【誂える木の仕事展】

 エントランスから入って、第一の間には、桐製のラウンジチェア、センターテーブルを兼ねた長火鉢。
通路からの間仕切り代わりに、万能飾り棚を置きました。
そして、第2の間との境を、長い展示台で仕切りました。

2009-05-01(金) 18:29:37
 【誂える木の仕事展】

 大一の間の壁面には ステージを設けました。

2009-05-03(日) 17:52:36
 【誂える木の仕事展】

 エントランス脇には 階段箪笥 右用 左用

2009-05-03(日) 17:54:14
 【誂える木の仕事展】

 サイドテーブルを作ってみました。
この状態だと コーナーテーブルですね。

2009-05-03(日) 18:00:14
 【誂える木の仕事展】

 次の間との境には 子供椅子を置きました。
子供椅子は、8種類ほど作ってますが、左からどんぐりチェア、栗の実チェア、あと2個は、大人用の玄関スツールです。
昔の家は、玄関に上がり框が有って、靴を脱いだり、履いたりが楽に出来たのですが、最近の“バリアフリー”になると、玄関に腰掛ける場所が無い。これ1個あると、楽ですよ。

2009-05-03(日) 18:03:16
 【誂える木の仕事展】

 扉に花紋彫りを施した 花紋扉キャビネット。

2009-05-03(日) 18:06:47
 【誂える木の仕事展】

 ケヤキのテーブルを中にして リビングチェアをセット。

2009-05-03(日) 18:07:59
 【誂える木の仕事展】

 タモ材の大きなリビングチェアです。

2009-05-06(水) 11:59:34
 【誂える木の仕事展】

 リビングルーム 全体。

2009-05-06(水) 12:00:45
 【誂える木の仕事展】

 階段箪笥 ピックアップ。

2009-05-06(水) 12:03:12
 【誂える木の仕事展】

 飾り窓ローボード ちょっと展示場所が良く無かったですね。
目立たなかったようです。

2009-05-06(水) 12:05:46
 【誂える木の仕事展】

 6連ローボード 奥のスペースとの間仕切りに展示しました。

2009-05-06(水) 12:07:28
 【誂える木の仕事展】

 格子戸オープン飾り棚。

2009-05-09(土) 08:35:01
 【誂える木の仕事展】

 ティーテーブルは、ちょっと多すぎたようだ。

2009-05-09(土) 08:36:29
 【誂える木の仕事展】

 ダイニングの家具

2009-05-09(土) 08:37:36
 【誂える木の仕事展】

 ベッドルームの設定。

2009-05-09(土) 08:38:42
 【誂える木の仕事展】

 フリーテーブルの天板 いろいろ。

2009-05-09(土) 08:40:14
 【誂える木の仕事展】

 小振りの ミニテーブル天板 いろいろ。

2009-05-11(月) 11:04:34
 【誂える木の仕事展】

 仏壇も製作しています。
サイズは、基本的に S M L 等 ありますが、最終的には 個人の希望に寄り、個別に製作することが多いです。

2009-05-11(月) 11:07:14
 【誂える木の仕事展】

 仏壇-SR。
下のキャビネット。 扉を開閉した写真。
私の仏壇のコンセプト“仏壇に見えない仏壇” です。

2009-05-11(月) 11:10:45
 【誂える木の仕事展】

 引出しが、棚と収納の役割を兼ねます。
扉は、巻き戸形式で、開けた時に扉が前に出てきません。
横にスライドさせるだけですので、省スペースです。

2009-05-13(水) 10:51:31
 【BGセンターの立ち木伐採】

 2009年4月1日に掲載して、その後の経過です。
伐採した原木を、曲がり部分で切り、丸太にしたものを製材するために搬入した。

2009-05-13(水) 10:56:34
 【BGセンターの立ち木伐採】

 結構な本数の丸太になりました。ケヤキとアサダです。
ただ、良いものは ほとんど採れず、主として、フリーテーブルの足材というつもりで入手しました。
楡(ニレ)の丸太は、既に製材・皮むき・桟積み完了して
天乾(天然乾燥)工程に入っています。

2009-05-13(水) 10:58:49
 【BGセンターの立ち木伐採】

 最初に アサダから製材。
丸太は2本あり、2本とも グリーンフレーム用に製材した。

2009-05-13(水) 11:03:33
 【BGセンターの立ち木伐採】

 ケヤキ丸太の最初に 入り皮のあるものを製材することに
しました。
この写真を見ると「何て醜い姿だ どうして こんな形になってしまったんだろう」と思うでしょう。
次のページで説明をしましょう。

2009-05-13(水) 11:31:58
 【BGセンターの立ち木伐採】
(入り皮の発生する状況説明)
何の樹でもそうですが、森に行くと、このような2〜3本近づいて立っている光景を見かけます。
しかし、このまま数十年複数の樹が成長していくと、どうなるでしょうか?
次のページで 説明します。

2009-05-13(水) 11:46:19
 【BGセンターの太刀伐採】

(入り皮の発生する状況説明)
細いうちは 独立して立っていた2本の樹が、成長して太くなっていくと 幹が接触するようになります。
更に太くなると、お互いの樹皮が圧迫されて、中に残ります。
樹の成長するのには、樹皮のすぐ内側の形成層で新しい細胞が生まれて、太っていくので、ものすごい圧力が掛かります。
木の生長力で、中に取り残された樹皮は、石のように硬くなり、幹の中に うずもれて 永久に残ります。
この 樹の成長する圧力で硬くなった樹皮によって、表面にはある種の おもしろい模様が現れてくるのです。
この入り皮は、貴重なもので、あとで紹介しますが、この皮肌を活かした モノを作るのです。

2009-05-18(月) 09:06:49
 【BGセンターの立ち木伐採】

 1本目の入り皮丸太。

2009-05-18(月) 09:08:55
 【BGセンターの立ち木伐採】

 入り皮部分を ある程度の厚さに落とす。

2009-05-18(月) 09:12:18
 【BGセンターの立ち木伐採】

 もう1本の入り皮丸太。

2009-05-18(月) 09:38:07
 【BGセンターの立ち木伐採】

 これで、2本分の入り皮を確保。

2009-05-18(月) 09:39:53
 【BGセンターの立ち木伐採】

 これを、目的の 花器用素材に製材して、乾燥する。

2009-05-19(火) 16:27:20
 【BGセンターの立ち木伐採】

 次に、奥から二番目にある 丸太を製材することになった。
末口が 大きく 二股に分かれた丸太だ。
ちょっと暗くて判りにくいが、二股に分かれた木口にはどちらにも欠点が見当たらない。
ところが、製材していて、とんでもないことになる。

2009-05-19(火) 16:42:39
 【BGセンターの立ち木伐採】

 同じ二股でも、枝ではなく、幹の方を主体として、台車に据えた。

2009-05-19(火) 16:44:21
 【BGセンターの立ち木伐採】

 最初の面付け(ツラツケ)では、何事も無く。

2009-05-19(火) 16:46:16
 【BGセンターの立ち木伐採】

 まあ まあ 良い板が採れたが、ちょっと不気味な感じがする。

2009-05-19(火) 16:49:03
 【BGセンターの立ち木伐採】

 やっぱり、芯あたりの割れが 数本 入っている。

2009-05-21(木) 08:31:32
 【BGセンターの立ち木伐採】

 もう一枚 と思った途端、驚いた。大腐れだ!
どこから入ったんだ?この腐れは!

2009-05-21(木) 08:33:21
 【BGセンターの立ち木伐採】

 ひどい腐れだ あたかも向こう側の枝が腐れているかのようだ。

2009-05-21(木) 08:36:33
 【BGセンターの立ち木伐採】

 ここで丸太を反転して目に入った 『蛇下がり!!』
外皮に 曲がりうねった模様が見える。

2009-05-21(木) 08:54:52
 【BGセンターの立ち木伐採】
 これが反対側の枝木口だが、腐れの兆候は全く見えない。
昔から言われている 『蛇下がりのある樹は、必ず腐れている』と。そう言えば、6年前の11月 柏の大木を購入したとき、外からは何の欠点も見えないのに、樹の中が腐れて空洞になっていて、驚き、がっかりしたことがある。
あの時も、倒れた柏の樹の裏側に“蛇下がり”があったっけ。
『蛇下がり』には、夢夢 油断無き様 肝に命じるよう。

2009-05-25(月) 09:07:50
 【旭川のマリアさんのブログより】
 前回、“蛇下がり”を載せて、念のため キーワード検索をしてみた。 北海道 マリアさんのブログを見ると、写真が一杯ありました。
“凍裂”が原因で、幹の樹皮が剥がれ、それを樹が自ら治療して樹皮で包み込んでしまった跡 だと説明があります。
これを読んで“凍裂”の解釈が私の見解とは違う と思いました。凍裂の結果としての現象は、「樹の年輪に沿って割れが入ること」だと思っていました。これを“目回り”と呼びますが、やはり、水分の多い年の年輪部分が凍結によって膨張し、剥がれてしまう。
目回りが入った丸太を製材すると、ばらばらになり、板が採れなくなる。しかし、今回のブログで、「山の中では、想像を絶する厳しい寒波によって、凄まじい現象が起き、樹木がそれに耐えて生きてきたんだ ということが、改めて理解しました。
この写真は、マリアさんにお断りを入れて、掲載させていただきました。

2009-05-25(月) 09:14:32
 【BGセンターの立ち木伐採】

 丸太を反転した 反対側も このとおり。
まったく、使い物になりません。
改めて、強烈な“凍裂”の結果としての“蛇下がり”現象を認識させられたことでした。

2009-05-28(木) 08:56:08
 【BGセンターの立ち木伐採】

 最後の一本。

2009-05-28(木) 08:57:06
 【BGセンターの立ち木伐採】

 最後の一本。

2009-05-28(木) 09:00:57
 【BGセンターの立ち木伐採】

 まあ まあ 良い材が採れた。
この後 全ての板の樹皮を剥ぎ、桟を入れて 天然乾燥工程へと移る。

2009-05-28(木) 09:03:15
 【BGセンターの立ち木伐採】

 これは、3メートルの長さがあり、節も見えないので、大黒柱を狙いました。

2009-05-28(木) 09:06:41
 【BGセンターの立ち木伐採】

 この一面だけ 節が出たが、他の3面は 無欠点で、大黒柱としては、優良なものができる。

2009-05-28(木) 09:08:29
 【大黒柱】

 製材工程から 大黒柱を運搬。

2009-05-28(木) 09:09:45
 【大黒柱】

 見えてる面が、大黒柱の裏面になる。

2009-05-28(木) 09:10:41
 【大黒柱】

 背割りを入れるための 墨付け。

2009-05-28(木) 09:11:30
 【大黒柱】

 背割り完了。

2009-05-29(金) 17:36:11
 【お客様からの通信】
 座椅子を誂(あつらえ)た 小金井市の Eさんより。

希望したとおりに製作していただき、本当にありがとうございました。
座椅子は大変座りやすく、回転が自由自在(360度回転)で、立ち上がりやすく、気に入りました。
また、親身に、ていねいに相談に乗っていただき、感謝しております。

2009-05-29(金) 17:44:16
 【お客様からの通信】
 リビングチェア(ハイバック) 一人用と二人用を御注文いただいた平川市の Y さんよりテーブルと椅子を 前に買って、とても気に入っています。
木のぬくもりを感じ、生活が落ち着いて豊かな気持ちになります。
私の自慢の種のひとつです。
今回、ソファーを買い替えするのに 絶対 純木家具にすると決めていました。
部屋の中が明るく、軟らかくなった感じです。
これからも、サイフと相談しながら 純木家具が手に入ることを願っています。

2009-05-29(金) 17:54:17
 【お客様からの通信】
 身体に 座の高さを合わせて注文された 目黒区の Y さんから。
終日、リビングでテレビを見たり、新聞を読んだりする私にとって、椅子は最重要の家具です。
現在の家に暮らして十数年、なかなか気に入った椅子に出会えず、買い換えたものも3回ほどありました。
長時間腰掛けていると 何となく疲れるのです。
ところが、このたび 貴社に作っていただいたものは、長時間腰掛けていても疲れを感じないので、大変助かっています。
すっぽり身体が納まっているのです。
そして、色、艶が滑らかで、温もりがあり、落ち着いた気分になります。
本当に有難うございます。 木目の美しさも心を楽しくさせてくれます。