2009-12-12(土) 10:40:55
 【岩泉純木家具と千葉大学デザイン学科との産学連携の試み(監修:清水忠男)】
 いよいよ迫ってきた。
今年度開発の作品は、既に千葉大学に届き、スタジオでの撮影を終えました。
学生たちは、自分の描いた図面が 現実に立体化され 見たり、座ったり、触ったりして、感激していると 写真が届きました。
岩泉の工房では、東京での発表会に向けて トラックに積み込み作業中です。
なお、第1回目の試作品も、同時に展示することになりました。プロトタイプと、リ・デザインされた作品との改善点も参考になると思ったからです。
明日は、建築会館でトラックから荷降ろし、搬入・開梱・陳列作業。18時から新聞社の取材を終えて、オープニングパーティをします。

2009-12-29(火) 17:45:42
 【東京展 盛況裏に終了】

 入り口の壁面パネル-1

2009-12-29(火) 17:46:56
 【東京展 盛況裏に終了】

 入り口のパネル-2

2009-12-29(火) 17:50:07
 【東京展 盛況裏に終了】

 パネル-3 2004年からの純木家具デザインコンペ入賞者情報。

2009-12-29(火) 17:51:43
 【東京展 盛況裏に終了】

 パネル-4 学内での講義、プレゼンテイション。

2009-12-29(火) 17:53:25
 【東京展 盛況裏に終了】

 パネル-5 工房研修等産学連携の状況

2009-12-29(火) 18:13:02
 【2009年度産学連携によるデザイン開発作品の情報】

 上段左:辻 奈穂子 うさちゃんと座る椅子

 上段中:長嶋 正意 stack

上段右:入江 聡美 家族を大切にするイス

 中段左:清水 忠男 名誉教授 ステッキホルダー付きスツール

 中段中:原 寛道 準教授 正座スツール

 中段右:松井 晶人 座布団スツール

 下段左:中田 雄太 座る2者の関係性の上に立つスツール

 下段中:ずっといっしょのスツール

2009-12-29(火) 18:15:20
 【2009年度3年次プレゼンミニチュア】

 参加した全員のミニチュア作品

2009-12-29(火) 18:17:20
 【純木家具デザインコンペ入賞作品】

 2004年から2008年 入賞作品の代表的なものの展示コーナー

2009-12-29(火) 18:29:29
 【凹凸有数】

 2007年度家具部門優秀賞:デザイン:李 佩穎さん

凹凸有数 中国語で「一人で美しくしとやかな体を保つこと」を形容する。

2009-12-29(火) 18:31:37
 【凹凸有数】

 作品を正面から見たところ。
このイスも凹と凸 二つの元素を運用して美しい造形を表現。

2009-12-29(火) 18:36:51
 【KASANE】

 2005年度家具部門優秀賞:デザイン:小澤 朋子さん。

A4版の雑誌が立つサイズ。1個でも使える、1個ずつ買い足しができる。重ねて使える。だから KASANE

2009-12-30(水) 14:50:56
 【ウッド・キーホルダー】
 2005年度クラフト部門最優秀賞:デザイン:石川 雅文氏。
テーブル等の割れ止めに入れる“契り”をヒントにきーほるだーを考案。
木と木を繋ぐ“契り”が、若い僕らを繋ぐ契りとなるように。
数個のキーホルダーと、それを収納するベース部とで構成されている。
キーホルダーは先端に進むに連れて細くなっており、ベース部に開けた隙間に先端から差し込むと、ある程度の太さの部分でストップするという優れ物だ。

2009-12-30(水) 14:57:57
 【ベッドサイドテーブル】

 2005年度家具部門佳作入賞:デザイン:石川 雅文氏。
応募されたデザインは、制作上 不可能な形状だったので、直線に改善して製作しました。
ベッドに起き上がったまま、薬を飲む。お茶、コーヒーを飲む。
読みかけの本を乗せる。
あるいは、ソファーに座ったまま使えるサイドテーブル。
そんな用途に使えるのは、支える脚部を下に入れて使えるから。
高さは、それぞれの希望に寄って製作する。

2009-12-30(水) 15:09:43
 【ベンチ・スツール】

 2004年度家具部門優秀賞:デザイン:石川 雅文氏。
 
木の力強さ、木の柔らかさを表現したかった。
力強く踏ん張った脚、座面は優しい曲面で構成された、木の特性をよく理解したデザイン性がわかる。

2009-12-30(水) 15:17:18
 【センターテーブル】

 2005年度家具部門佳作入賞:デザイン:金沢 匠平氏。

木の特性を引き立てるため、異質の素材を併用することによって、木の良さを表現。内側に自然のままの著しい曲線の木を選び、折れ曲がっているように見える部分には“隠し蟻組み”という
伝統工芸技法を用い、木目が続く見せ方をしている。

2009-12-30(水) 15:30:57
 【木の手】

 2006年度クラフト部門優秀賞:デザイン:金澤 匠平氏。

木という素材ほど生き物にとって優しい素材があるでしょうか。
温かくて優しい木の手が一厘の花を包みます。大切な子供を守る母のように。
『彼は、ここに紹介していない沢山のデザインが入賞しています。
制作上、あるいは、完成してからの展示場所の問題もあり、未製作のまま、時期を待っています。』『大学院卒業後、すでにデザイン事務所を開設し、LEDを使った照明のデザインが中国企業に認められ、新年は中国から発売される予定との通信です』

2009-12-30(水) 15:37:00
 【立て鏡】

 2004年度家具部門佳作入賞:デザイン:石川 雅文氏。

“木と自分 久しぶりに見たな!”
木の自然の曲線を内側に向け、周囲を直線で囲む意外な表現が人気がある。
彼も、数々の入賞デザインを生み、賞金も獲得した。
現在は一流企業でデザイナーの職に付いている。

2009-12-30(水) 15:47:30
 【Sprouty】

 2006年度家具部門最優秀賞:デザイン:小倉 菜月希さん。

“Sprouty”は、Sprout(芽、芽生える)という単語から生まれた造語です。表彰した直後、意匠登録を出願するため、特許庁のデータを検索して見たら、一週間ほど前に ある企業が同名で出願していることが判明しました。
木とか、木工、家具などとは縁の無い企業でした。それで、形容詞的に“スプラウティ”と名づけました。
幼児のイス、机、おやつ卓、お母さんの読み聞かせ等々、他用途。 

2009-12-30(水) 15:55:50
 【純木家具コーナー】

 2001年、岩手県立美術館開設時、30セットほど納入させていただいたベンチセットです。
30セット納入するためには2割増 つまり36セット製作して、その中から厳選して収めているので、今回、久々に展示しました。
ベンチ2台と、小型のベンチ1台が組み合わされていて、簡単に分離できます。大きさは、120cmありますが、伝統技法の“隠し蟻組み”で組み、足から座板まで木目を通すため、205センチの材でなければ製作不可能です。岩手県産の鬼胡桃を使用しています。

2009-12-30(水) 16:01:16
 【自由座椅子】

 みなさん 市販の座椅子を使ってみて、背もたれだけが傾いていくことで不自由することがありませんか?
これは、座と背もたれの角度を適度な一定の角度で保ちながら、読書、テレビ観賞、睡眠等 自由な角度で使用できる“自由座椅子”です。座と背もたれが一定の角度なので、まったく疲れ知らずです。

2009-12-30(水) 16:21:49
 【ラウンジチェア】

 通常は、左側をリビングチェア、右側をラウンジチェアと呼んでいます。
リビングチェアの座板と背もたれは、アールを削りこんで作っています。ラウンジチェアは、桐材を積層して曲げてアールを出しています。

2009-12-30(水) 16:25:05
 【円卓とトライチェア】

 φ80センチの円卓と、トライチェアのセットです。
トライチェアは、初顔です。
使用しないとき、コンパクトに収納できます。

2009-12-30(水) 16:27:48
 【飾り棚】

 前が直線でなく、台形状になっているので、飾るものが見えやすく、映えます。
天板は、一枚板から削り出しています。

2009-12-30(水) 16:29:00
 【オープン飾り棚】

 この飾り棚は、三方から良く見えます。

2009-12-30(水) 16:30:55
 【GWWシリーズ】

 これが、新作品群です。
グリーン・ウッド・ワークス GWWシリーズと呼んでいます。

2009-12-30(水) 17:48:27
 【ニュー・フロントアイランド】

 間もなく新年を迎えます。
地球温暖化に歯止めが掛からず、南極、北極の氷が融け、シベリアの永久凍土までもが融けているようだ。永久凍土が融けると大量のメタンガスが発生して、二酸化炭素の数倍もの温暖化をもたらす。
地球温暖化の影響をまともに受けるのが、南太平洋の国々だ。
これらの国々に、どうやって手を差し伸べるか。
そこで、“ニューフロントアイランド”の企画が脚光を浴びている。間伐が進まず、林の中に太陽光が入らずに病んでいる日本の森林の間伐材で、飛行場、農場、集合住宅もある巨大な浮島を作って国民を移住させる。それが、ニューフロントアイランドだ。

2009-12-30(水) 18:03:00
 【ニュー・フロート・アイランドシンポジウム2010 in 岩泉】
 前ページは、1/100サイズの模型です。これを12月22日、地球倶楽部ネットワーク2000の野村キャプテンが、国連本部に持ち込んだところ、各国の興味と賞賛、協賛の言葉が寄せられ、意を強くして帰国しました。
次回は、1/10サイズの模型制作が進んでいます。この写真がそうです。10cm角の柱を沢山組み合わせて六角形の大きな樽状のものを蜂の巣状にジョイントしていきます。
縦に3個ジョイントすると、浮島の最下部の9m長さのフロートになります。更に国内の山村は、活性化のチャンスが訪れます。山村再生の起爆剤とも期待されています。
この1/10サイズの模型は、新年1月7日にニューヨーク国連本部へと飛び立ちます。この企画を世界に向けて発信するシンポジウムが、ここ岩泉で5月22日AM10:00より開催されます。
皆さん、ぜひ、この機会に岩泉に集まりましょう。