2012-03-02(金) 17:57:26
 [加工工程の紹介を外して]
 盛岡・材木町の “ギャラリー純木家具”では 恒例の
『ペルシアン絨毯 春の展示会』が、本日オープンです。

2012-03-02(金) 17:59:40
 [ペルシアン絨毯・春の展示会]
 店内には、所狭しと ペルシアン高級絨毯が並んでいます。
しかも、市価よりはるかに安く提供しています。

2012-03-02(金) 18:04:19
 [ペルシアン絨毯・春の展示会]
 3月に入っても まだまだ寒さの残る今年の春ですが、
絨毯を敷くと 温かい気持ちになります。
この機会に、みなさま 御来店になってください。
今までにない 充実した品揃えがご覧いただける自信があります。

2012-03-07(水) 14:07:36
 [加工工程の紹介]

 長さ4メートルの セン の原板を加工する前に墨付けをします。
まず、耳を落とすために、奥行きを計測しながら印をつけ、墨を付けます。次に二つに切断する墨付けをし、製作担当の職人、山崎が切断します。
これで、4メートルの原板が、2.8メートルと1.3メートルに一旦 分けます。

2012-03-07(水) 14:34:40
 [加工工程の紹介]

 製材機の帯鋸で耳を落とす。
耳を落とすことによって、板の幅が少しでも小さくなり、
板の反り、ねじれを平面にするのに厚めに仕上げることが出来るからだ。

2012-03-07(水) 14:40:47
 [加工工程の紹介]

 岩泉の象徴 宇霊羅(うれ〜ら)が夕日に映える。
連日、日中の最高気温が氷点下という今冬の厳寒の中、
トラックで移動する。
ムービングプレーナーのあるところまで。
このプレーナーでは、長さ5メートル、奥行き1.2メートルの板まで
平面に削ることが可能である。
もっとも、機械削りだから荒い加工である。
この面は、手鉋で削らなければ仕上がらない。

2012-03-08(木) 08:28:01
 [加工工程の紹介]

 4メートルの セン の長材を二つに切り分け、矧ぎ合わせる。
合わせ目には溝を突き、雇い核(やといざね)工法で接着する。
2枚の板は、幅50ミリほどの板で接合される。

2012-03-08(木) 08:31:48
 [加工工程の紹介]

 2枚の板は、旗金(はたがね)で協力に圧締され、暖房室で翌日まで寝かせておく。
その間に、脚部を加工しておきます。

2012-03-12(月) 14:14:54
 [加工工程の紹介]
  
 墨付け最終確認。そり止めのための吸い付き桟の蟻溝を突く。
蟻溝は、このように。
吸い付き桟は このようになっている。

2012-03-12(月) 14:17:51
 [加工工程の紹介]

 吸い付き桟の追い込み組み入れ。
これで裏面の加工は完了。
天板木口の手鉋掛け、天板表面の手鉋仕上げ。

2012-03-13(火) 09:08:34
 [加工工程の紹介]

 木地が完成したら、いよいよ塗装工程に入ります。
1回目は、オイル塗り。木地にたっぷり吸い込ませ、少々時間を置いてウェスで しっかりと拭き取ります。その後日数をおいて十分乾燥するのを待って2回目のオイルを塗る。塗りながらサンドペーパーで磨き、木目の中にオイルと木粉が充填するような状態になったら完成です。製作記録写真を撮ってファイルします。

2012-03-13(火) 09:14:22
 [加工工程完了、納入風景]
 設置する前の室内。
壁面のコンセントカバーに少し当たる部分を鑿で削って、
天板の裏面に足を取り付けて、反転して設置完了です。
ただの四角とか円形とか長方形のテーブルでなく、お部屋に合ったカウンター兼用のダイニングテーブルが納まり、快適なダイニングルームになりました。

2012-03-23(金) 13:50:35
 『古材からの再生』 東京都の H.Y さんから「カリンの大きな座卓があるが、大きすぎて現在の住まいでは使えない。もっと小さいフリーテーブルに作り直せないか?」という御依頼を2年ほど前から受けていました。2011年12月、そのカリンの座卓が届きました。座卓ですから、裏面に足が入っていた穴が4箇所あります。「周囲のコブコブは無用」ということで、切り捨てる部分から埋める材料を切り取り、足の穴4個と、コボコブが腐れている部分を埋めて、再生が完了しました。

2012-03-23(金) 13:58:48
 『古材からの再生』
 再生完了した裏面と表面の写真です。ほとんど埋めた部分が見えないほど緻密に埋めが出来ています。
H.Y さんからのメッセージです。『お世話になります。待望のテーブルが予定通り到着しました。梱包を解きまして、作品を眺めますと、塗装表面は滲み出るようなシットリ具合で、しかも落ち着いた感じでした。いやな直接的な反射がなく、凄い出来ですね。テーブルで使うよりも、立てかけて眺めるのも良いのではないでしょうか。関係者の皆様の御尽力のおかげです。有難うございました』(簡単ですが、感謝と作品の第一印象の御報告まで)