2012-05-01(火) 09:34:19
 [今年の桜花]
 今冬の厳寒で 桜は4月中に咲けるかな?連休に開花するのでは?
と思っていたら、どんどんつぼみが膨らんで4月27日に開花。
例年から5日遅れくらい。
29日が満開。今日5月1日はちらほら散り始めました。
 

2012-05-06(日) 16:43:13
 [いや〜!今年の桜花にはビックリしました]
4月27日の午前に開花したら、夕方、工房から帰宅するときには8部咲きくらい。28日、29日が満開。
30日、5月1日はちらほら散り始めたと思うと、2日朝には既に葉桜となっていました。風も吹かなかったのに?
今年の桜花はどうしたんだろう。“生き急いでいる”そんな気がしてなりません。

2012-05-06(日) 17:01:44
    [古木と古材の違い]

 樹齢数百年を経た樹を“古木”と呼びます。
一度、住まい(住宅)等に使用した後、解体した木材は“古材”と呼びます。
写真は、1979年3月、岩泉純木家具創設3年半の頃、ケヤキの古木40個購入して、工房の脇に置いたものです。
 

2012-05-06(日) 17:15:36
   [web shop 開設のお知らせ]
 突然ですが、ホームページ内のショップ開設です。
以前、大手のショッピングモールに何度かショップを開店しましたが、思うように行きませんでした。
今回は、小物を中心に紹介・販売するショップをブログを利用して開設いたします。連休が開ければ、ぽつぽつと掲載していく予定です。
写真A〜Dは、1979年入手したケヤキの古木、摺り漆仕上げのブロックです。一輪挿しの花台とか、置き台、小さなモニュメント、オブジェ、文鎮としても面白いと思います。
@、Eは、既に売れてしまいました。現在のEは、水目桜のカトラリーを作ってみました。チャーハン、炒め物等にご使用ください。ブロックは1個5,000円 カトラリーは、1個2,800円です。

2012-05-09(水) 17:52:28
 [新緑一杯の岩泉]
 広葉樹の新緑が 軟らかく、しかも旺盛に目立ってきました。
なにもかも厳しい寒さに抑えられて我慢に我慢を重ねてきた。
それで一斉に芽を吹き 日に日に新緑になっていく。
工房から眺める宇霊羅山の麓にも ケヤキを主とした広葉樹の
葉が目立ってきました。

2012-05-09(水) 17:56:04
 [新緑一杯の岩泉]

 工房の入り口のイタヤカエデも 旺盛な葉が覆いかぶさるように茂ってきました。
すごく元気です。

2012-05-09(水) 18:00:43
 [新緑一杯の岩泉]

 葉桜の少し下流の土手には 珍しく サイカチがあります。
数年前までは2本立っていたのですが、今は1本生き残っているだけです。
サイカチには、インゲンみたいな大きな豆がなります。戦争中は石鹸が手に入らず、サイカチの鞘を石で打って泡を出し、食器類を洗っていました。

2012-05-10(木) 08:17:15
 [新緑溢れる岩泉]

 龍泉洞渓流 清水川。雪解けと、先般の低気圧の雨の影響で流れる水量は豊富です。
川面に触れるように 鬼クルミの枝が伸びています。今は雌雄の穂が垂れてますが、夏になると実が稔り 房になって下がります。

2012-05-10(木) 08:23:49
 [新緑溢れる岩泉]

 大きくなった柳(ヤナギ)です。
ヤナギの芽吹きは早いのですが、今年はクルミ等 他の広葉樹とあまり変わりない若葉の成長です。
強い風が吹くと ヤナギの葉や枝が 我が家に飛んできて、拾って
燃やすのに手が掛かります。
西日をやわらげてくれるのは助かりますが、家庭菜園の野菜には
日照不足で、成長が遅れます。

2012-05-10(木) 08:28:21
 [新緑溢れる岩泉]

 我が家のクルミです。
雌雄の花(穂)が見えています。
まもなく 雌花に小さな実が膨らんできます。
熟してくると丸いバナナのように 房状になって 下がります。

2012-05-10(木) 08:42:28
 [新緑溢れる岩泉]

 数年前に この斜面の ニレ、ケヤキの大木が伐られました。
強い風が吹く日は プールに通う子供達に 枝が落ちてきて被害を及ぼす恐れがあることと、
ちょうど マイマイ蛾が大発生し、幼虫が細い糸を伝って降りてきて被害を及ぼすということで、立ち木がすべて伐られました。
私は、それらのニレとケヤキを買い取り、テーブル用に使ってきました。
風が吹くと 凄い音がして 樹の中には多数の割れが入っているだろうな? と想像しておりましたが、意外にも割れは ほとんど無く、良好なテーブルができました。
それらの切り株から多数の萌芽が伸びて、切り株が生きて、斜面の土砂崩壊を防いでくれているのが如実にわかります。
このように広葉樹は斜面の崩壊を防ぐ 重要な役割をしてくれます。

2012-05-12(土) 11:42:18
 『将棋台と花台』
 春先、鎌倉市の H.N さんからご依頼がありました。
二つ折りの将棋盤で将棋を指すとき畳では低すぎて腰が疲れる。
ちょうど良い高さの将棋台とでも呼ぼうか、台が欲しい。
中には駒など入れられるように、台を外すことが出来る箱足が良い。
床の間には飾り物を置く 台が欲しい ということで、原板の写真添付してお見積もりをし、このほど納めることが出来ました。

2012-05-15(火) 14:44:12
 『22年後の天板再生』
 このほど1990年にテーブルを購入されたお客様から再生の御注文をいただきました。
天板の片面を台鉋で削り、裏面を槍鉋で削った両面使いのフリーテーブルです。
どちらも削りなおして、塗りなおして、ようやく納入が終わりました。
写真は、左側が再生前で右側が再生後です。

2012-05-28(月) 17:43:00
 [ebachan御一行来訪]
 大震災復興応援のため名古屋から陸前高田市、宮古市を訪ね、
ここまで来たら、やはり岩泉まで ということで、宮古市に宿泊。
翌朝9時に、岩泉町の櫃取湿原で落ち合うことになりました。
最近まで岩手県の自然保護指導員を務めておられた 西間 薫さんのお宅に、ほぼ同時に集合しました。
私の自宅から1時間半 たっぷり掛かります。

2012-05-29(火) 08:05:57
 [櫃取湿原保護林]

 貴重な動植物を持ち去る非国民には見せたくない保護林。
入り口に表示板が立っています。

2012-05-29(火) 08:17:03
 [櫃取湿原自然環境保全地域]
『地形、地質』
この地域は、東側のノロメキ沢下流部を除く周囲が緩斜面の湖盆地景をなしている。
地質は、古生界二畳系に属する粘板岩、砂岩、輝緑凝灰岩及びチャートによって構成され、また土壌は湿原の低地部分が有機質に富む湿草地土。その周囲は褐色森林土壌である。

2012-05-29(火) 08:31:11
 [日本短角牛]
櫃取湿原の草地は牛が作った。“南部牛追い唄”に唄われる小柄で粗食に耐え、荷を背負って山道を黙々と歩く“南部牛”。
その南部牛に英国の“ショートホーン”を交配させてできたのが[日本短角牛]である。自然放牧されて自由に暮らす牛は、十分に運動をし、笹、野草、薬草を食べ、健康牛肉を提供してくれる。畜舎で配合飼料を食べさせられて肉に脂肪が入りこんだ牛肉とは違う「噛んで肉のうまみ」が感じられる。

2012-05-29(火) 08:36:05
 [ブナの新緑]

 その他の広葉樹に比べ、ブナの芽吹きは早い。
向こう一面にブナの軟らかな緑の葉が光っています。

2012-05-29(火) 08:39:05
 [オオヤマザクラとマユミ]

 左側に薄紅色の花が咲いている“オオヤマザクラ”
右側の緑色の葉が“マユミ”です。

2012-05-29(火) 08:41:03
 [オオヤマザクラ]

 ちょうど オオヤマザクラの花が見ごろです。
天に向かって気持ちよさそうに枝を思いっきり伸ばしています。

2012-05-29(火) 08:41:59
 [ミヤマザクラ]

 ミヤマザクラは、白花です。

2012-05-29(火) 08:54:50
 [ダケカンバ]

 ダケカンバも気持ちよさそうに思いっきり枝を広げています。
しかし、このように姿勢の良い樹形は、永年の風雪に耐えてきた
稀な例と言えましょう。
春の湿った豪雪は、何日も枝に凍りつき物凄い重さで枝を折ってしまいます。
このあたりは、標高900mくらいです。ここまで来ると“シラカンバ”は見えなくなります。
“ダケカンバ”は、1000mを越えても元気に生きていて、大木に成長します。因みに白樺の寿命は、ほぼ人間と同じくらいといわれています。
ですから、白樺は家具に使えるほどの大きさにはなれないのです。