[霧の中の宇霊羅山] 今朝は山背気味。海から湿った冷たい風が吹いている。自宅を出たときは宇霊羅山が全く見えなかった。今、ようやく霧が少しずつ上昇していく。 宇霊羅(うれ〜ら)は、アイヌ語で「霧に包まれた」という意味無そうだ。宇霊羅山にはところどころ白っぽい岩が見える。これが石灰岩だ。ここから数十kmの背後に石灰岩地帯が続いている。宇霊羅山には龍泉洞という鍾乳洞があり、周辺の地下水が浸透して透明度世界有数の地底湖を形成している。地底湖は確認されている部分で水深120mという深いもので、弱アルカリ性。飲料水やレストランの料理用として販売されている。町の水道源となっており、私達は顔を洗いご飯を炊き、お風呂に洗濯にと、販売すれば1リットル120円の水をふんだんに使用できる贅沢な生活をしていることになる。
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