岩泉町産の丸太を仕入れてきました
いよいよ秋も深まり、
広葉樹の丸太仕入れシーズンになりました。
当社は板ではなく、丸太を買って
自社で製材して家具を作っています。
材木はいつでも買えるように思いますが、
広葉樹の場合は冬が基本。
夏場の材木は質が劣ったり、
カビが生えてしまったりします。
木は生き物ですので、根から葉へと
水と栄養を常に運んでいますが、
冬場は葉を落として冬眠したように
なりますから、それが要因であるとも
いいます。
通常は盛岡市の近くにある岩手県森林組合の
市場から仕入れますが、
今年から一部を岩泉町内から仕入れることに
しました。
昨日訪れたのは、木材チップを製造する
新北菱林産株式会社さんの岩泉工場。
木材チップは紙の原料になります。
新北菱林産さんは会社で山を持っていて、
そこから切り出してきた木から
木材チップを作りますが、
立派なものは木材として
出荷もしています。
林業の盛んな岩泉にとっては、
なくてはならない基幹企業でもあります。
敷地に入ると、地元では「てーだぶ」と
呼ばれるレトロなボンネットトラックが
お出迎え。
このトラックはもちろん現役で、
岩泉町内を何台も走り回っています。
くわしくはこちら。
当社の1.5tトラックが軽トラックに
見えるような、大きなトラックが
丸太を満載して次々に出入りします。
今回は、あらかじめチェックしておいた
セン材の丸太を5本受け取ってきました。
これから製材し、乾燥し寝かせてから
使いますので、これで家具を作るのは
2年後。
東京五輪が終わってからになります。