岩泉純木通信Iwaizumi Jyunboku Times

期間限定で、木皮細工のバッグを販売中【盛岡店】

盛岡店では、2021年9月末までの期間限定で、県内作家が制作した木の皮のバッグと小物入れを販売しております。

皮の種類は、山ブドウとクルミ。

いずれも、岩手県八幡平市で採集されたものを使っています。

木皮は、梅雨時の約2週間しか採ることができません。

それ以外の時期は乾燥してしまっており、きれいに剥がせないためです。

このため、一般的な素材である牛皮などより非常にレアな素材であり、木皮のバッグは工芸展やファッション愛好家の間でも人気の商品です。

これらは実店舗のみでの販売で、インターネットを通じての販売は行っておりません。

ぜひ盛岡店に直接お越しいただくか、盛岡店までお電話等でお問い合わせください。

山ブドウ皮のバッグ

このやや明るい色のものは、山ブドウのバッグです。

一つ作るのに、1か月近くかかります。

なぜなら、材料を補足し整える、編む際に皮が収縮することを考慮して数日間寝かせる、などの工程があり、一気に進めることができないため。

後ろに見えるクルミ皮のバッグと比べ、曲がりくねったような編み方で、芸術的な要素を感じますね。

これは意図的に曲げて編んでいるわけではなく、「乱れ編み」という技法です。

山ブドウはツルなので、もともと曲がりくねって生えています。

そのため皮も、まっすぐに矯正することはできず、曲がった素材となります。

曲がりくねった素材で編んでいくわけですから、規則正しく編むことはできず、曲がりに沿って編んでいく。

高度な熟練技術によって、このような芸術実のある仕上がりになるのです。

クルミ皮のバッグと小物入れ

やや濃い色で、規則正しく編まれているのがクルミ皮のバッグや小物入れです。

この作家さんの特徴として、皮の裏側が表に向くように編まれています。

クルミ皮は山ブドウ皮のように曲がりくねっているわけではないので、比較的スムーズに編むことができますが、それでも1個につき1週間ほどかかります。

技法は「網代編み」。

縦横交互に編んでいく、一般的な編み方です。

クルミの材木は、当社でも食卓などとして人気の素材です。

特徴の一つとして、実と同じように脂分を含んでおり、艶が出やすいことが挙げられます。

クルミ皮のバッグや小物入れも、ブラッシングなどのお手入れによって、使い込まれた艶が出るのではないでしょうか(筆者の予想です。詳しくは店頭でご確認ください)。

大きさと価格について

右上から時計回りに

山ブドウ皮のバッグ

縦25 横31 マチ10(cm) 47,000円(税込)

クルミ皮の小物入れ

縦10 横13 奥行12(cm) 2,750円(税込)

クルミ皮の小物入れ

縦10 横21 奥行18(cm) 6,600円(税込)

クルミ皮の小物入れ

縦16 横15 奥行15(cm) 4,400円(税込)

クルミ皮のバッグ

縦24 横31 マチ10(cm) 33,000円(税込)

クルミ皮の小物入れ

縦15 横13 奥行13(cm) 3,300円(税込)

今回は初めての販売ということもり、一般的なものよりもかなり割安な価格となっております。

ぜひ足をお運びください。

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ギャラリー純木家具(岩泉純木家具盛岡店)

岩手県盛岡市の直営店舗です。
宮沢賢治ゆかりの店「光原社」をはじめとする個性的なお店の並ぶ材木町の一角にあります。

所在地  〒020-0063 岩手県盛岡市材木町8-26
TEL  019-624-4323 FAX  019-624-4330
営業時間  AM10:00~PM6:30(定休日/木曜日)
※ 年末年始はお休みを頂戴いたします。詳しくはお問い合わせください。
アクセス  盛岡駅東口から徒歩12分。東北自動車道 盛岡ICから車で約12分。盛岡南ICから車で約18分。
駐車場あり(満車の場合は材木町中程にある商店街駐車場をご利用ください)