大木の行方
店舗展示用のリビングチェア製作は一段落。
ここからは1年もお待たせしてしまっている
ご注文分の製作に移ります。
リビングチェアの座板は、ハギ板の無垢材。
他はすべて一枚板の無垢材を使っています。
脚はこのような大木の一枚板から切り出して使っていますが、
国産の大木はほぼ尽き、今後は仕入れができないでしょう。
近い将来、リビングチェアの木取り方にも変化が出てくることと思います。
おそらく、この木の樹齢は200年以上。
日本の山の木の大半は、戦後に芽吹き育ったもの。
今ある材木を使い切ってしまうと、
再びこのようなリビングチェアを作れるようになるまで
100年以上かかることになります。