岩泉純木通信Iwaizumi Jyunboku Times

大木の行方

店舗展示用のリビングチェア製作は一段落。

ここからは1年もお待たせしてしまっている
ご注文分の製作に移ります。

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リビングチェアの座板は、ハギ板の無垢材。

他はすべて一枚板の無垢材を使っています。

脚はこのような大木の一枚板から切り出して使っていますが、
国産の大木はほぼ尽き、今後は仕入れができないでしょう。

20171101_2

近い将来、リビングチェアの木取り方にも変化が出てくることと思います。

おそらく、この木の樹齢は200年以上。

日本の山の木の大半は、戦後に芽吹き育ったもの。

今ある材木を使い切ってしまうと、
再びこのようなリビングチェアを作れるようになるまで
100年以上かかることになります。